2012年06月11日

ストーリーウォーズ第4章

ストーリーウォーズ 

脚本:やくも


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第四章 「援軍登場」


(そのとき、突如として巨大なつむじ風が巻き起こる。そして、その風の中から孫悟空が登場。)

 悟空:ヒーローが登場するにはいい舞台だねえ。よお、そこのデカブツ、俺と勝負しな。

 ゴリ:な、何?!サルのくせに生意気な!ひねりつぶしてやる!

 悟空:できるもんならやってみな!それ、分身の術!

(百人くらいの分身が一気に現れ、ゴリアテ軍をなぎ倒していく)

 ゴリ:ぐわー!!

 ガヴ:なんじゃこりゃー?!ありかよ?!

 悟空:アリもキリギリスもねえよ。バトルってのはな、ノリと勢いなんだよ!

 悟浄:おーい、兄貴―!町にいた兵士たちはみんなやっつけといたぜ!

 八戒:ついでにやられそうになってたやつらがいたから助けといた。

 白雪:ドワーフ!無事だったのね!

 ゴリ:そ、そんな・・・。

 悟空:残念だったな。じゃ、あばよ!(一撃で倒されるゴリアテ)

 ガヴ:すげえ・・・旦那より強ぇかも・・・。

 ヤギ:(ヨロヨロと起き上がり)ゴリアテは倒したが、このままでは・・・。姫、すぐ街に行きましょう!早く火事を止めなければ・・・。

 八戒:あー、大丈夫、大丈夫。オイラの「ヒクイドリの術」で火は全部食っちまったから。

 ガヴ:はぁ?!火を食ったァ?!

 ヤギ:ふざけるな!そんなことできるわけないだろ!

ドワフ:いや、本当じゃ。事実、町の火は残らず消されとる。
 
 悟浄:こいつ、見かけによらず俺たちよりも豪快な術使うんだよ。使える術は少ないけど、な。

 八戒:えへへへ。お恥ずかしい限りで。

 白雪:なんとも頼もしい・・・。見ず知らずの方々。助けていただき、感謝します。

 三蔵:いえ、お礼はバルトに言うべきです。我々は彼のおかげでここに駆けつけることができたのですから

 ヤギ:あ、あいつが・・・?

 三蔵:私も彼の過去は知っています。ですが、彼は変わりました。過去に奪った命よりもたくさんの命を救う決意を彼がしたことを私は知っています。

 ヤギ:信じられない・・・。

 白雪:誰もが生まれ変わることができる、か・・・。

 ガヴ:だから言ったじゃねーか!俺の言ったとおりだったろ?そんなことより、ぼーさんよぉ!旦那はどこだよ!

 悟空:てめえ、口の利き方に気をつけやがれ!あの狼野郎なら、恩人に会いに行くとか言ってたぜ。

 ガヴ:じゃあ、女王の城だな!こうしちゃいられねえ!俺も行くぜ!

ドワフ:おい!人質が何勝手に決めとんじゃい!

 白雪:いや、ゴリアテ将軍が敗れたと知れば、また敵が攻めてくるのは時間の問題だ。ここはあえて女王側に先手を打たれる前に、こちらから行動を起こそう。

 八戒:また戦うのかい?今日は腹の減る日だな〜。

 悟浄:ならいい考えがある。街に俺たちが倒した兵士たちがまだのびてるから、その鎧を奪って、反乱軍のメンバーが女王軍になりすますってのはどうだ?

ドワフ:なるほどのう。敵になりすまして、何食わぬ顔で城に戻れば・・・。

 ヤギ:城のやつらは一仕事終えた仲間が帰ってきたと思い込んで、城門を開く。
 
 白兎:城に入ればこちらのものです!姫様も私も城の中は我が家も同然!

 白雪:ついでに我らの恩人であるバルト殿もお助けするとしよう。

 ガヴ:おおー!話が分かるじゃねえか、姉ちゃん!

 三蔵:急ぎましょう。時を失うわけにはいきません。

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次章、ついに明かされるバルトの過去・・・・・。

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2012年06月06日

「ストーリーウォーズ」 第3章



「ストーリーウォーズ」



脚本:やくもカチンコ

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第三章 「反乱軍の隠れ家」



ヤギ:どうも納得いかない・・・。なぜ、あんな人殺しを信じられる!


ガヴ:そりゃ、昔の旦那のことだろ?今の旦那は違う。俺みたいな道端でくたばってるガキを親父みてえに面倒見てくれたからな。もし、旦那が帰ってこないとしたら、そりゃ旦那が死んだときだ。旦那のいないこの世に未練はねえ。そのときは煮るなり焼くなり好きにしていいぜ。


白雪:ほう、見上げた忠誠心だな。うまく利用されてると思ったことはないのか?


ガヴ:おい、姉ちゃん。あんた疑うの好きだなー。継母さんといろいろあったからかい?


白雪:・・・・・。


ガヴ:旦那は口癖でよくこう言ってる。『誰もが生まれ変わることができる』ってな。・・・あんたらに言いたいのはそれだけだね。


ヤギ:貴様、言わせておけば・・・。


白兎:大変でございます!姫様!


白雪:どうしたの?!


白兎:女王陛下が街に火をつけました!街が燃えております!


ヤギ:な、何?!街には母さんが!


白兎:たった今、ドワーフが助けに向かいました!


白雪:そうか。なら彼に任せて我々は・・・。


ゴリ:そいつらはもう帰ってこないぜ。俺の部隊と鉢合わせだったからな。


白雪:ゴリアテ将軍?!


白兎:な、なぜあなたがここに?!


ゴリ:街の一大事となれば反乱軍も動く。おかげであんたたちの居場所が分かりましたよ。


ヤギ:そんなことのために・・・うぉー!!


(軽くふっとばされるヤギ。)


ゴリ:おやおや、もしかしてお前、あの「吊り橋トロール」を殺ったヤギ野郎かい?どんな豪傑かと思ったらその程度とはがっかりだぜ。


白雪:家族のことで混乱していなければ、あなたなど彼の敵ではない!彼だけではないわ!反乱軍全体を混乱させ、冷静さを失わるために!ただ、それだけのために火を!


ゴリ:ハッハッハッ!私に言われても困りますねえ。私はただ命令されただけですので。文句があるならば義母上様に申しあげたらよろしいでしょう。さあ、白雪姫様、城へお戻りください。


白雪:・・・くっ。




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第四章 「援軍登場」 へつづく・・・
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2012年05月31日

「ストーリーウォーズ」 第2章


「ストーリーウォーズ」

脚本:やくも
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第二章 「再会」


三蔵:さあ、みんな。アンデルセン王国に着いたようですよ!


八戒:本当ですか〜!お師匠様、アンデルセン王国には、『お菓子の家』っていう名前のうまい店があるんですよ!息抜きに食べに行きませんか?


悟浄:あのなあ、八戒。俺たちはさあ、三蔵様に仕える身だろ?そんな俗世間なんかに関わっていられないよ。


悟空:けっ!おい、沙悟浄!てめえのセリフまじめ臭くってあくびが出るぜ!まあ、八戒もさすがに『うまい店知ってますよ』は確かにありえないよな。まるで、水戸黄門のうっかり八兵衛じゃねーか!


三蔵:お前たち、ケンカはそれくらいにしておきなさい。それにしても、ここがアンデルセン王国・・・なんだか古い知り合いに会いそうな予感がしますねぇ。


悟空:やれやれ。また、お師匠様の虫の予感だよ。


悟浄:でも、兄貴。お師匠様の勘って結構よくあたるじゃないか。
バルト:そこにいらっしゃるのは、もしかして三蔵様では?!


三蔵:あなたは・・・なつかしい!三十年ぶりですね、バルト!


バルト:覚えていてくれましたか。光栄です。


八戒:誰だい、兄貴?この狼?


悟空:おめえらが旅に加わる前に、お師匠様に仏の道を教えてくれってすがりついてきたやつだよ。確かあんとき、泣きながら悔い改めてたっけ。ふーん、あの様子じゃあ、お師匠様の教えをずっと守ってきたみてぇだな。律儀なヤツだねぇ。


バルト:三蔵様、いろいろとお話したいことはあるのですが、今の私にはやらねばならぬ
ことがあります。いずれ、またお目にかかることもあるでしょう。それでは。


三蔵:おまちなさい、バルト。あなたもしや、死ぬつもりなのではないですか?
(バルト、一瞬ひるんだような顔を見せる)


悟空:あのー、お師匠?なんでそんなこと分かるんです?


三蔵:目を見れば分かります。


悟空:はぁ。


バルト:そんな、私はただ・・・。


悟浄:待った!今、あんたに術をかけた。嘘をついたら鼻がのびるから、すぐ分かるよ。


八戒:あっ、なつかしー。沙悟浄の『ピノキオの術』だ。


悟空:お前、こういう小細工じみた術は得意だよな。


バルト:(ため息)三蔵様のお付きの方々にはかないませんね。実は・・・。


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第三章 「反乱軍の隠れ家」につづく・・・



posted by chu-o at 12:50| Comment(1) | TrackBack(0) | 中央のネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする