2016年07月17日

『カエルの楽園』読んでみた

おひさしぶりです。ベナンです。

・・・すっごいお久しぶりです(恐縮)。

最近、更新が滞っていましたが、久々の投稿とさせていただきます。




それにしても、最近はショッキングな出来事が多いですね。


それも世界レベル的に。


イギリスのEU脱退騒動にも驚きましたが


フランスではテロ事件が起こり


80名以上の犠牲者と200名以上の怪我人が出ました。


・・・このニュースには心が痛みましたね。


すでにウィキペディアでも「フランストラックテロ事件」という名前の記事が投稿されています。


犠牲者の方には哀悼の意を表すると同時に、怪我を負った方々の早期の回復をお祈りしております。


と、思っていたら、今度はトルコで軍隊によるクーデターが起こったり、、、。


以前からもギリシャの経済破綻やシリアの難民問題などに揺れ動かされていたEUですが


今大きな試練にぶち当たっているようです。


今後、ヨーロッパがどうなっていってしまうのか・・・


場合によっては日本も遠い国の出来事として捉えていられない事態になっていくかもしれません。





さて、海外のニュースがあまりにも衝撃的だったので最初に触れてみましたが

本当に話題にしたかったのは日本の政治についてです。

皆さんもご存じのとおり

先日行われた夏の参議院選挙は自民党の勝利で終わりました。

さすがに圧勝と言うまでにはいかなかったようですが(現職の大臣が落選してますし)。

野党陣営も今後の選挙でも野党連合を継続していくのか、そこも注目ではありますけれども

やはり注目すべきは憲法改正派の議席が2/3以上を上回ったことでしょう。

自民党に対しては、選挙運動で憲法改正を争点にしなかったことを「争点隠し」「票集めの姑息な手段」と批判する声もありますが

まあ、安倍首相が言うように、どの条文をどう変えるかということが全く議論されていない状態で

「何はともあれ、憲法改正だ!」

とは、主張しづらかったんでしょうね。

その割には

「え?!自民党って憲法改正すんの?!全然聞いてないし!騙された!!!」

という反応はあまりないですね。

そんな与党に代わり、野党やマスコミが盛んに「憲法改正」については触れていたので

実はそっちがガンガン言ってくれたおかげで、より与党の趣旨がより国民に伝わっていたのではないかと

個人的に思っているのですが、果たして真実はいかに?



前置きが長くなってしまいましたが、そろそろ題名の『カエルの楽園』についての話をしたいと思います。

『カエルの楽園』とはどういうものかと言いますと、

『永遠のゼロ』の作者で有名な百田尚樹氏によって書かれた

現代日本の安全保障をテーマに、日本の現在と悲劇的な未来を暗示した寓話的小説です。

あらすじを簡単にまとめると

「故郷を失ったアマガエルのソクラテスたちは安住の地を探す旅に出かける。仲間たちが次々とほかの動物たちの餌食になる中、ソクラテスはついに平和なツチガエルの国・ナパージュにたどり着く。だが、なぜナパージュは平和なのか?その疑問を抱いたソクラテスは、その秘密を探る中で、ナパージュを揺るがす大騒動を目の当たりにしていく・・・」

というものです。

これがもしディズニーとかだと

ナパージュの危機に際して主人公ソクラテスが大活躍

悪役を倒してハッピーエンド

ヒロインとも結婚し

ナパージュの平和はいつまでも続くのでした

めでたしめでたし

と、なるのですが・・・・・・・・・・・・・・



ならないんですね、これが(⇦重大なネタバレ)



あんまり詳しく書きすぎると楽しみがなくなっちゃうので書きませんが

悪役は最後まで笑い

正義の為に戦う者は力尽き

絶望と共に物語が幕を引いていく・・・・・・・・

あ、あとヒロインとかは別に出てきません。それっぽいのは出てきますが、たぶんヒロインとかじゃないです。たぶん。

特徴的なのはこの物語が最初にも書いた通り、現代の日本の安全保障を寓話化して書かれているということ

例えば・・・

・ナパージュを虎視眈々と狙うウシガエルたちとか(中国のこと)

・ナパージュの平和の源であり、守っている限り他のカエルたちと争いようがない「三戒」の教えとか(憲法9条)

・ナパージュのカエルは残酷なので、三戒を守らなければならないと国民を「指導」する進歩的な物知りガエルとか(左翼新聞)

・実はナパージュが平和でいられる真の要因の老いたタカの存在とか(在日アメリカ軍)

もういろいろです。

そもそも「ナパージュ」って国自体が日本(Japan)を逆に読んだだけだったりするし。

その他にも、少子高齢化とか自衛隊とか去年の「戦争法案反対!」騒動やら

読めば「ああ、これはあれね」とすぐ分かるネタが随所にあります。



この物語では残酷な結末が待っていますが

それはまるっきりフィクションのストーリーではなく

日本に将来起こり得る「ifの未来」であることも

すぐに理解できます。



今後も憲法改正について議論が進んでいくことでしょうが

それに対して我々も関心を持つ必要があります。

政治とか安保とか法律とか難しくてよく分からないって人には参考図書として読んで損はない本だと思います。







posted by chu-o at 09:53 | TrackBack(0) | 自由研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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