2012年10月27日

劇場版ストーリーウォーズ!!!

どーもー

最近


大学の授業でオペラを見せられ

それ以来オペラのとりこになってしまった






ケンジです(あぁあーーーーー(゜o゜))









実は以前




あるイベントが行われまして





そこで劇を披露させていただいたんです!!


劇は見事大成功に収まり


たくさんの方に喜んでいただけました!!(^O^)











というわけでexclamation×2




今回は目






劇を見たけど展開についていけなかったたらーっ(汗)という方や


その劇を見れなかったもうやだ〜(悲しい顔)





という人にも

知ってもらおうということで




その
原作を紹介しまするんるん







眠れる幻の原作が今ここに…










「ストーリーウォーズ」です!!   どーぞー


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「ストーリーウォーズ」



ナレーター:クラマ王国のヨシツネはハートの女王率いるトランプの妖精たちとの戦いに敗れ、非業の最期を遂げた。だが、国内の混乱はおさまらず、十年がたった今も不穏な空気が漂っていた。そんな中、クラマ王国には一人の少女シンデレラがいた。シンデレラには両親がおらず、意地悪なおかみさんに見習い家政婦として引き取られ、毎日いじめられていたのだった。

おかみ:シンデレラ、お夕飯の支度はできたのかい?

シンデレラ:すいません。思ったより時間がかかってしまって・・・。

おかみ:ふん、使えない子だねえ!あんたみたいな家政婦見習い、灰でもかぶってればお似合いだよ!(おかみ、バケツでシンデレラに灰をぶっかける)

シンデレラ:ケホッ、また灰をかぶせられちゃった・・・。あーあ、お掃除が大変ね。

ナレーター:そんなある日、シンデレラが一人、物置で留守番をしていると、どこからともなくシンデレラを呼ぶ声が聞こえてきました。

魔法使い:シンデレラ〜!シンデレラ〜!

シンデレラ:あら?誰ですか?

魔法使い:魔法使いです。

シンデレラ:あのう・・・あたし魔法使いに知り合いなんていないんですけど?

魔法使い:前にあなた、野良猫にエサあげたことあったでしょ?

シンデレラ:ありましたっけ?

魔法使い:ありました。あれ、私です。

シンデレラ:へえ、ずいぶん出世したんですね?

魔法使い:そうなんです!で、今日はその恩返しに来ました!魔法であなたをドレスアップしてお城に送りますから、見事王子様のハートをつかんで幸せになって下さいね!

シンデレラ:はあ。

ナレーター:こうして、半ば強引にお城に送り出されたシンデレラ。魔法使いに見送られて出発です。ここまでは普通のシンデレラのお話・・・しかし、皆さん、何かおかしいと思いませんか? この魔法使い、本当にシンデレラのために現れたのでしょうか?
(ここで見送る魔法使いの前に半人半獣の怪物、スフィンクスが登場)

スフィンクス:あっ、ベルゼブルさんじゃないですか!お久しぶりです。

魔法使い:よっ、スフィンクス!エジプトからの帰りかい?

スフィンクス:ええ。モーセの十戒の石版を壊してきました。

魔法使い:マジかよ!?スフィンクス、グッジョブ!!我が組織『ソロモンの悪魔』にとっちゃ、大収穫じゃないか!

スフィンクス:どうも。そういうベルゼブルさんもお仕事中みたいですね。

魔法使い:まあね。さっきの小娘を利用して、この国を滅ぼす予定なんだ。

ナレーター:ああ、なんということでしょう!よりにもよって、この魔法使い、どうやら世界に破滅をもたらす秘密結社『ソロモンの悪魔』の一人だったようです!シンデレラの運命やいかに!?

スフィンクス:で、今回はどういう作戦なんですか?

魔法使い:うん。実は今回の作戦は十年前から仕込んでてね、クーデターで王家の政権交代を起こしといたんだ。さらに、ハートの女王に独裁政治をするように仕向けることで国中の不満は今や爆発寸前ってとこまでこぎつけた。

スフィンクス:へえ、ずいぶんと大掛かりなんですね。

魔法使い:後はその一触即発の空気に火をつける起爆剤があれば完璧。

スフィンクス:それがあの子ってわけですか。

魔法使い:ピンポーン。具体的にはあの子とこの国の王様を恋愛関係に落とすつもりさ。相手が王子様じゃなくて王様なのがポイントだね。この王家の不倫スキャンダルが火付け役になって、あとは連鎖反応的に国民の不満が爆発、各地で暴動が起きる。とどめに隣の国からの軍事介入が起きて、以上終了ってわけ。どうよ、僕のこの芸術的陰謀は!

スフィンクス:でも、そんな簡単にシンデレラと王様が恋愛関係になるんですか?

魔法使い:大丈夫!ちゃんと惚れ薬だって、ほらここに!(取り出す)

スフィンクス:惚れ薬って・・・これシンデレラにかけてないですよね?さっき。

魔法使い:・・・ああ―――!!ぼ、僕の十年の芸術が――!!!

スフィンクス:さすがベルゼブルさん、ツメが甘い・・・。

ナレーター:さて、一方、シンデレラは一人お城に向かいます。まさか、不発の陰謀とは露知らず、お城の奥の間に入っていくのでした。

スペード:王様、お后様、ジャック様。今日のメインディッシュでございます。

キング:おお、うまそうじゃのう・・・。

クイーン:あなた!一番最初に食べるのは、ジャックちゃんですよ!ねージャックちゃん?そうよね〜。

ジャック:ふぇ〜ん。ママー!このお魚怖い顔してて食べられないよー!

クイーン:ブチッ!なんですってー?!よくも私のかわいいジャックちゃんを泣かせたわね!スペード!コックの首をちょん切っておしまい!

スペード:ははっ!ただちに!(退場)

ナレーター:見ての通り、このお城ではキングではなくクイーンが支配していました。

シンデレラ:なるほど。つまり、ひどい奥さんってことなのね。

クイーン:なんじゃと。貴様!わらわに文句があるのか?!

シンデレラ:とんでもない。ですが女王様、お魚にはたくさんの栄養がございます。育ち盛りのおぼっちゃまにもおすすめですよ。一口食べれば、きっとお気に召されるはず。

ナレーター:さすがは見習い家政婦のシンデレラ。料理に関しては説得力があります。

クイーン:うるさい!ジャックちゃんを泣かせる魚など捨てたほうがましじゃ!

シンデレラ:女王様、はっきり申し上げますと、子供を大事にすることと、甘やかすことは違います。時にはしっかりとしたしつけが・・・。

クイーン:なにぃ!小娘のくせにでしゃばりおって!誰ぞ!こやつの首をちょん切っておしまい!
(ここでダイヤの兵士が飛び込んでくる)

ダイヤ:た、大変です!悪魔が!城に悪魔が攻めて参りました!
(城に魔法使いとスフィンクス乱入)

魔法使い:僕の名前はベルゼブル。さあ、女王様、玉座を渡していただこう。

ナレーター:計画がうまくいかず、悪魔たちは直接お城を襲ってきたようです!てゆーか、どうして最初っからこうしなかったんでしょうか?

魔法使い:芸術的じゃないからだよ!

スフィンクス:誰に言ってるんですか、ベルゼブルさん?

クイーン:えーい、こざかしい!この悪魔どもを血祭りにあげよ!
(ダイヤが剣を構え、スペードもかけつける。)

スフィンクス:さーて、突然ですが問題です!きってもくっても、減らないものってなーんだ?

スペード:??さっぱり分からん。

スフィンクス:ブー。時間切れ。正解はトランプでーす!

ダイヤ:あー、なるほど。

スフィンクス:というわけで、サヨーナラー!
(突如、ダイヤ&スペードが苦しみ出して倒れる)

キング:ど、どうしたんじゃ?!

ナレーター:どうやらスフィンクスの出す問題に答えられないと魂を奪われるようです。

シンデレラ:厄介な怪物ね・・・。よーし、スフィンクスといったかしら?今度は私が相手よ。今から私が問題を出すからそれを解いてごらんなさい。この問題が解けたらあなたの勝ち、解けなかったら私の勝ち。どう?

スフィンクス:おもしろい。勝負してやろう!

シンデレラ:では問題。アルファベットの最後の文字はなんでしょうか?

スフィンクス:アッハッハ。簡単、簡単!答えは『Z』に決まってる!

シンデレラ:ブーッ!残念。「アルファベット」の最後の文字だから、正解は『ト』でした。

スフィンクス:そんな!こ、このスフィンクスが、なぞなぞで負けるなんて!もう生きていけない!ドサッ。

魔法使い:なにぃ、スフィンクスを倒しただと!?な、何者なんだお前は!?

シンデレラ:ただの見習い家政婦です。

魔法使い:嘘だ!ただの見習い家政婦がスフィンクスほどの魔物を倒せるはずがないだろう!

おかみ:その通り!

シンデレラ:おかみさん?!

ナレーター:なんと、ここで思いもよらない人物が登場しました。すっかりチョイ役だと思ってたのに・・・。

おかみ:(シンデレラを指差して)皆のもの!このお方をどなたと心得る!恐れ多くも十年前のクーデターで城を追われたさきの国王ヨシツネ様の一人娘、シンデレラ姫であらせられるぞ!
(一同、驚愕)
そしてぇ!!おかみの姿は仮の姿!その実体はヨシツネ様の右腕、ベンケイでござる!!

ナレーター:な、なんとこれは驚き!シンデレラはクラマ王国の正統後継者で、おかみさんの正体はベンケイだったようです!この怒涛の展開に観客のお客さんはついていけるのか!?

シンデレラ:ベンケイさん。もしかして、私が人目につかないようにするために、わざと物置に押し込んだり、灰をかぶせたりしてたんですか?

ベンケイ:姫様の正体が知られては姫様の身に何が起こるか分かりませんゆえ・・・。臣下にあるまじきご無礼、なにとぞお許しを!

シンデレラ:とんでもない。むしろお礼を言わなければ。亡き父も喜んでいるはずです。

ベンケイ:もったいないお言葉・・・。

魔法使い:(涙目で)うう、なんてすばらしき主従愛・・・って感動してる場合じゃないんだよね。うん、ここはとりあえず、無難に人質でもとろう!
(魔法使い、指をパチンと鳴らすとジャックが魔法使いのところまで引き寄せられる)

ジャック:マ、ママ〜!怖いよ〜!ふぇ〜ん!

クイーン:ジャ、ジャックちゃん!わ、分かった!玉座でもなんでもあげるから、ジャックちゃんを返して!

キング:そ、それはまずいよ、いくらなんでも・・・。

クイーン:何言ってんのよ!自分の子どもを見捨てる気?このろくでなし!

シンデレラ:ベンケイさん。私がヨシツネの娘であることに間違いありませんか?

ベンケイ:もちろんでございます。姫様。

シンデレラ:じゃあ、立場は対等ですね。ベルゼブル!人質の交換を願います!私がその子の身代わりになりましょう!
(一同、再び驚愕。)

ベンケイ:なぜです、姫様!あなたは本来、この国の主となるべきお方なのですよ?!

シンデレラ:だからです。この国に責任を持つ身とあらば、わが身に代えてもこの国の民を救います。王とは国民の親なる存在であるべきですから。

魔法使い:いいね。その交渉のった。君みたいな大物、今のうちに始末しないと後でやっかいなことになる。ほら返すよ。(ジャック解放)まったくもって安い買い物だよ。

シンデレラ:(次の瞬間、急に上を向いて)あっ!あれは何?

魔法使い:あれってなんだい?
(魔法使いがつられて上を見た瞬間、シンデレラが落ちていた剣を拾って一刀両断)

魔法使い:うわっ!(崩れ落ちれる魔法使い。不敵な笑みを浮かべながら)人間もやるじゃないか。見直したよ・・・(魔法使い、消滅)

キング:さすが正しき王の血筋のお方・・・なあ、クイーンよ。わしらもここまでじゃないかな。ヨシツネ様を裏切って得たこの玉座だが・・・そろそろ本当の主に返すべきときなんじゃないだろうか。

クイーン:・・・そうかもしれないわね。シンデレラ様、ジャックちゃんの命を救っていただき、ありがとうございます。私どもは、あなたのお父様の命を奪ってしまったというのに・・・。あなたの国と国民を思う姿に感動いたしました。この十年間、国を好き勝手に扱ったことをお許しください。

キング:王位はお返しいたしますので、どうか妻と子供は許してください・・・。

クイーン:あなた・・・。

シンデレラ:許すなんてとんでもない。私はまだ若輩者なんです。どうか国のために私に力を貸してくださいませんか?

キング:わ、私どもでよければ・・よ、喜んで・・・。

ベンケイ:この暗い国にもついに太陽が昇りましたな。シンデレラ様という真の王を迎えたことで・・・。

ナレーター: こうして、王位にのぼったシンデレラは立派に国を治めたということです。めでたしめでたし。




エピローグ

メフィスト:ええ、ベルゼブルったら失敗しちゃって・・・困りますよね。十年かけた挙句に失敗だなんて。はい、それではこれから本部に戻ります。

魔法使い:よぉ、メフィスト。

メフィスト:あれー、ベルゼブルくん、生きてたんだ。上の人に報告し直さないと。でも、生きててもぶっちゃけ意味ないかもね。失敗すること自体ありえないのに、スフィンクスまで巻き込んでるしさ・・・ま、処刑確実?みたいな感じだよ、たぶん。

魔法使い:だろうな。だから組織からは抜ける。

メフィスト:おいおい、あたしの前でそんなこと言うなよ。あたし、あんたを始末しなきゃいけなくなるじゃん。

魔法使い:まあ大目に見てくれよ。処刑されたんじゃ、わざわざ魂を半分引き裂いてまでこの世に戻ってきた意味がなくなっちまう。

メフィスト:魂を引き裂く?何それ?そんなことできんの?

魔法使い:やっぱり食いついたか。魔女ならそそられないはずないよな。よし、交換条件でどうだ?俺が生き返った術をお前に教えてやる代わりに、お前は俺を見逃す・・・悪くないだろ?

メフィスト:ま、付き合い長いし、そのくらいで手を打ってやるよ。それにしても、あんたも執念深いよね。そこまでして生きたいかって感じもするけど。

魔法使い:俺は死ぬのは怖くない。俺の狙いはただ一つ。あのクラマ王国のシンデレラ、『ソロモンの悪魔』に引き込みたいと思ってな。

メフィスト:へー、そのためだけに戻ってきたわけ?そんなにすごい子なの?

魔法使い:ああ、あいつには才能を感じる。何年かかってもいい。必ずシンデレラを闇の世界の住民にしてやるさ。いつか、あいつが闇に手をのばすその時まで、俺は待ち続ける。

メフィスト:わー、怖い怖いストーカーさんだなぁ。でもま、あんたらしくていいかもね。じゃ、そろそろ術とやらを教えてもらいましょうか。

魔法使い:いいだろう。用意するのは・・・。







ナレーター:この物語が本当に終わるのがいつなのか、それは分かりません。シンデレラはこれからも果てしなく戦い続けるでしょう。自らの心の闇やその背後にいる悪魔たちといつまでも・・・。そして、もしかしたら私たちもまた、シンデレラと同じような戦場にいるのかもしれません。



posted by chu-o at 08:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 中央のネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いやあ改めて八雲さんの才能を感じますね〜
メフィストとベルゼブルのやりとりは何となく昔の「デビチル」のイメージとかぶるなあ・・・
「ストーリー・ウォーズ」アニメ化したら面白そう^^
Posted by チップ at 2012年11月02日 11:57
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