本田圭佑
2010年のサッカー・南アフリカワールドカップ

下馬評では3戦全敗と言われ、どこからともなくバッシングの嵐が日本代表を覆いました。
日本代表を罵倒する日本国民…
応援していた僕にとっては、心苦しかったですし、悔しかったです。
たとえ困難な状態にあったとしても応援し続け、共に戦おうという気持ちで臨んでいたので、「そんなに批判して何がしたいんや

しかし現実は…
歓喜!
歓喜!!
歓喜!!!
歓〜喜っっ!!!!
いや〜 … 本っっっ当に頑張ってくれました!
下馬評をひっくり返す、ベスト16。
ここで負けてしまった


僕だけでなく、皆さんも、そして日本中が熱狂し歓喜の輪に包まれ、日本代表は


で!
その日本代表の中でもひと際



カメルーン(アフリカ大陸より参戦)戦では、南アフリカ大会チーム初得点であり決勝点ともなったゴールを決め、それまでのイヤーなムードを払拭してくれました
し!
ここで負ければグループリーグ敗退が決定してしまい、敗戦国としての屈辱的烙印を押されるというプレッシャーの懸かった(*ワールドカップは戦争の縮図といわれるほどの生死を懸けた真剣勝負の大会です…)デンマーク(北欧より参戦)戦では、「本田といえば○○○」
本田圭佑の代名詞っ!
無回転フリーキック (もはや魔球です

が炸裂し、光芒一閃!
日本中の勝利への願いを乗せたボールはデンマークの牙城を崩す先制点をもたらしましたっ!!
ふたを開ければ2勝1敗(強豪オランダには負けました)でグループリーグを突破し、トーナメントステージへ進出!
この南アフリカ大会における日本代表を本田圭佑という英雄抜きで語ることはできない!
というくらいのインパクトを残してくれました。
ただ …
本田選手は初めから評価が高かったわけではありませんでした… 。
いや、むしろ世間は冷ややかな目で本田選手を歓迎したのではなかったのでしょうか?
その徴候が顕著に現れたのが、2009年9月に行われた国際親善試合日本vsオランダです。
本番の南アフリカ大会(2010年6月11日~7月11日)まで残り1年をきり、岡田武史監督が就任して以降日本代表が取り組んできたスタイルが世界に対してどこまで通用するのかを実証するのに、強豪オランダ(当時世界ランキング第3位、ちなみに日本は当時40位…)は十分すぎるほどの相手でした。
そして、その成果は … !
日本0‐3オランダ
完敗… … …
でした。
実際のところ、日本代表のスタイルが全く通用しなかったわけではありませんでした。
攻撃面・守備面ともに日本らしさが出て、点を取れる攻撃のチャンス、点を取らせない見事な守備を随所に見せてくれました!
負けはしましたが、自分たちの戦い方に手応えを感じ収穫のあった日本代表
に!
問題発生っっ!!
この試合で本田選手は後半開始と同時に出場しました。
海外でプレーしている本田選手の活躍が日本にも伝わるようになり、オランダ相手にどこまでやってくれるんだろうと期待していたんですが…
あれ?
うーん… 。
はい、パッとしなかったんです。
フィジカルの強さなどは見ていて凄かったですが、本田圭佑という1ピースがはまりきらず、チームとしてあまり機能していない感じがしました。
そして、あのフリーキックの場面…
普段であればフリーキックを蹴るのは日本代表の大黒柱・中村俊輔選手(めちゃくちゃフリーキック上手いです!それはもう芸術…)なんです
が!
そこへ「無回転フリーキック」という魔球を武器とする本田圭佑選手が割って入ってきたんですっ!
「オレが蹴りたい」
テレビ画面から見える本田選手の口の動きは確かにそう喋っているようでした。
フリーキックを誰が蹴るのか?そんなピッチ上でのやりとりが映し出される中、蹴ったのは中村選手!
ぎりぎりのコースを狙った見事なフリーキックでしたが、相手ゴールキーパーの好セーブによりゴールを決めることはできませんでした。
実はこのシーンが、のち、物議を醸しだすこととなってしましまいました

本田選手は普段から自己主張が強く、言いたいことはハッキリと言うタイプなんですが、マスコミからは、「自分勝手なエゴイストが生んだ悲劇」「チームの規律を守れない問題児」というニュアンスのバッシングを受けるようになりました。
(まあ結局はマスコミの揚げ足取りなんですが… )
というのもこの試合、前半は両者互角の0‐0で、本田選手が出場した後半に立て続けにゴールを奪われ、0‐3の敗北を喫してしまったんです。
決して本田選手が悪かったわけではありません。
ただ、敗戦という結果から戦評するならば、「本田が出場したから負けた」「本田の自己主張が、独自のプレースタイルが、チームの歯車を狂わし敗北へと追い込んだ」という捉え方ができてしまうんです…。
そしてあのフリーキックの場面は、「本田の自己主張がチームを混乱させた」という本田選手に対するマイナスイメージを助長し確立するうえで有効な(いやお見事一本!)証拠としてマスコミに利用されてしまいました。
もし結果が「勝ち」であったならば、本田選手の自己主張が咎められることはなく、むしろ「よくぞ日本の勝利のために勇気をもって戦ってくれた!」と称賛されたかもしれません。
しかし、「負け」という結果から本田選手は槍玉に挙げられてしまいました。
本田圭佑→自己主張→和を乱す→負け→信頼損失→孤立→本田圭佑→…
という負のスパイラルが作動し、本田選手をマイナスイメージでしか見ることができなくなりました…。
私もこのときは「本田のせいで負けた」と吐き捨てるような態度をとってしまいました

(マスコミにもうまく乗せられていました)
しかし!
みなさんっ!
この本田圭佑像は違いますっ!
本田圭佑を偽スキャンで映し出したポンコツ像ですっっ!!
では本田圭佑とはいったい…
次回は「本田圭佑と書いて人と説く、その正体はっ!」でお送りします。
神出鬼没(というより気まぐれ)ですが、みなさんの際限なき寛容な心でお待ちいただけると嬉しいです。
レポーターのサワーからでした。
感動です(T-T )( T-T)ウルウル
頑張れ日本代表!!
さすがっすね!
随所に光る新聞記事みたいな表現は日ごろの努力の賜物ですね:)
必ず次載せてくださいね!!★