2012年07月30日

妖怪カウンセラーH〜K

妖怪カウンセラー みたび!!

今日も愉快な妖怪たちが、世間に笑いを届けている・・・(のか?)

作:やくも

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ケースH「温故知新」
所長
私が若いころは、ちまたにいろんな噂がありましたね。「ムラサキノカガミ」っていう言葉を20歳まで覚えてると不幸になるとか。

助手
先生、それ古いですよ。今はですね・・・。

(以下、再現映像)

どっかのマダム
メガネよ、メガネ。世界で一番美しいのはだーれ?

ムラサキノメガネ
それはズバリ(キラーンと眼鏡を輝かせながら)、奥様、あなたです!

どっかのマダム
オーホッホッ。そーよねー!よーし、なんでも買ってあげちゃうわー!

(以上、再現終了)

助手
人間をおだてていいように操る、妖怪「ムラサキノメガネ」です。

所長
・・・なぜ、メガネ?



ケースI「ヤマンバ、店を出す」
ヤマンバ
先生・・・。私のお店、街の商店街に出してるんだけど経営がピンチなんだよ。

助手
ヤマンバのおばあちゃん、お店出してたの?初耳。

ヤマンバ
一般社会に溶け込みたくてねェ・・みんなに喜んでもらいたくてはじめたのに・・なぜ・・(涙)。

所長
それで、一体どんなお店なんですか?

ヤマンバ
お肉屋さん。

助手
何の肉売ってんの?!



ケースJ「妖術分類学

所長
今、妖怪の持つ力の分類を試みてるんだ。

助手
分類?

所長
例えば、鬼のように妖怪エネルギーを強靭な身体能力に変化させるタイプは「肉体強化系」。

助手
あ、おもしろそうですね。ほかにも何かありますか?

所長
例えば、餓鬼憑きのように人間の心に影響を与える「精神干渉系」、カマイタチのように自然のパワーを操る「自然操作系」、ムジナのようにいわゆる化かすタイプは「変幻自在系」ってな感じで考えてる。

助手
じゃあ、ヌリカベが夜道で行く手を阻んだり、座敷わらしが家を繁栄させたり、バケネコが屍(しかばね)を躍らせたりするのは、どういうタイプになるんですか?

所長
そういう細かいのは全部ひっくるめて「特殊能力系」だね。

助手
今、一瞬すごくめんどくさそうな顔されませんでした?



ケースK「所長の息子」

河童
こんにちはー!近くまで来たんで寄っちゃいました・・・って、お客さん?

所長
ええ、私の息子です。

息子
はじめまして。

河童
えっ、先生って息子さんいたの?初耳ですねー。今何歳?小学生くらいかな?

息子
小学6年生なんですけど実は・・・。

花子
きゃー!!

助手
先生!外から悲鳴が!

所長
行ってみましょう!(全員事務所から表に出る)あ、花子さん大丈夫ですか?いったい何が?

花子
あ、あたしのお財布が引ったくられて・・・。

一反木綿
ケケケケ。今日も楽勝楽勝!

河童
た、大変だ!早く警察に電話を・・・。

所長
いえ、もういますよ。

河童
え?どこに?

息子
・・・えーと、まず一反木綿の飛行能力をつぶさないといけないから、このカードがいいかな。(カードホルダーから『子泣き爺』のカードを引き出す)

花子
ひっ!そ、それ封印のお札じゃない!てゆーか、あなた何者?!

所長
安心してください。彼は悪い妖怪しか退治しませんから。(息子に向かって)ほら、早くしないと逃げてしまう!

息子
慌てないでよ、父さん。戦略はバッチリ立ててあるからさ。出でよ!『子泣き爺』の力!‘重力’!

一反木綿
ぎゃあああああ!(悲鳴と共に地面にたたきつけられて起き上がれない)な、なんだ?体が重くて、う、動かねえ?!

息子
さて、と。久々にコンボでも決めてみるかな。『雷獣』+『蟹坊主』による、‘ライトニング・シザース’!(電撃を帯びたハサミがあらわれ、それで一反木綿を一刀両断)

一反木綿
う、うわー!(大ダメージ)

息子
さて、引ったくりの現行犯により封印の刑に処す。(カードを放り投げる。カードは一反木綿を吸収し、手元に戻ってくる)よっしゃ、封印完了。はい、盗られたお財布。

花子
あ、ありがとう・・・。

河童
すげー。こんなにあっさり犯人逮捕しちゃうなんて・・・さすが先生の息子さん。

花子
え?先生の子供?

助手
ええ。しかも、警察の超常現象課の若きエースなんですよ。技の名前は小学生っぽいかもしれませんけど、将来有望な封印札の使い手で・・・!

息子
・・・あのー、助手さん?技の名前考えたの、僕じゃなくて父さんなんですけど。

助手
え。

花子
あんたってホント一言多いわよね。




続く・・・かも?
posted by chu-o at 22:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 中央のネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

いよいよ妖怪系カードゲームが子どもたちの心をつかむ時が来るかもしれませんね^^

この記事書いてるときの八雲さんいきいきしてそうですね〜
ジブリの「まっくろくろすけ」や「コダマ」は妖怪に入るのでしょうか??
Posted by 血ッ布(怖) at 2012年07月31日 19:29
妖怪は古来より「何か」の象徴・比喩としても用いられてきました。

たとえば、「国家権力」とか率直に悪役にしづらいものを「妖怪」になぞらえて登場させる、という手法はよくありまあす。

今はシュールコメディ路線ですが、シリアス路線も出していきたいな、と考えています。

ちなみに「まっくろくろすけ」も「コダマ」も妖怪です。「コダマ」に関しては実際に伝承のある妖怪らしいですよ。

Posted by やくも at 2012年08月01日 22:30
シュール系の漫才が好きなので、見てて飽きなかったですね〜

続きが読みたくなる話でした。

一反木綿、鬼太郎の相棒が無残な姿に(涙)
Posted by ゴッツ at 2012年08月02日 08:49
いや、思わずクスっとなるよな、妖怪カウンセラー
Posted by ケp- at 2012年08月04日 13:12
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